Session 02 「この国にたどり着いて」
新卒セールス(グローバル人材)x 新卒セールス(グローバル人材)x セールス
「この国にたどり着いて」
ヒョウソン (新卒4期)
Sales(GHR)
中国出身。日本語・中国語・英語を扱えるトライリンガル。文才が素晴らしく、ゴーリストの人事ブログ執筆担当でもある。GHR事業部で営業として活躍中。小沢健二とピアノが大好き。東京本社勤務。
トゥイ (新卒4期)
Sales(GHR)
ベトナム出身。ヒョウソンと同じくGHR事業部の営業として活躍中。実は去年の11月からインターン生としてゴーリストで働いていた。モデル業もしている。嫋やかな見た目に反して、ボクシングとバイクが趣味というギャップをもつ。東京本社勤務。
ハマダ (新卒3期)
Sales
営業部所属。れっきとした日本人だが、顔が濃ゆいのでよく外国人に間違われる。あだ名はソムチャイ 。今回のトークセッションで司会役を務める。東京本社勤務。
東京の生活はコナンくんで見た景色
- ハマダ
- 2人とも外国人で新卒で入ってきて、なぜ日本を選んだの?
- トゥイ
- きっかけは、日本のアニメや漫画をよく見ていたことです。高校生の頃から、海外で勉強してみたいと思っていたことも理由の一つです。でも、海外のどこへ行けばよいのかは分からなかったので、 親にアドバイスを貰って候補を絞っていきました。最終的にはオーストラリアか日本かで迷ってましたね。
- ハマダ
- へー。最終的に日本を選んだのはどうして?
- トゥイ
- 日本はいい国だし、安全だし、日本の文化も結構ベトナムと似ていて、日本に行ったら住みやすいかなと思って。
- ハマダ
- 日本とベトナムって、文化似てるんや。
- トゥイ
- 1番似てるのは挨拶や食べ物。ご飯を食べる前に「いただきます」って言ったりとかね。
- ヒョウソン
- 確かに欧米と比べたら似てますね。
- トゥイ
- 米、魚とかお寿司も大好きなので(笑)
- ハマダ
- お寿司おいしいもんね(笑)ヒョウソンはどうして日本を選んだの?
- ヒョウソン
- 上海の大学で日本語を勉強しているうちに、日本に興味を持つようになったからです。
- ハマダ
- ということは、初めは日本に興味がなかったの?(笑)
- ヒョウソン
- はい。私は上海の大学の日本語学科に通っていました。本当は日本語じゃなくて英語希望だったんですが、落ちてしまって。入ったは良いものの、その頃は日本の事があんまりわからなくて、日本語の成績も学年ビリって感じでした。 だから、日本語を勉強しないといけなくて。ただ、私はもともと音楽が好きで、欧米系の音楽も聞いていたから、音楽というところから日本を好きになろうかと思いました。それで日本の音楽を聴き始めて、歌詞でも日本語の勉強ができると気づきました。小説やアニメも見ていたら、日本語が上手になってきたので、日本に興味を持つようになりました。
- ハマダ
- 文化的な所から、日本に興味持ったんや。
- ヒョウソン
- 日本のドラマとか東京に憧れちゃって。まずは東京の大学へ行ってキャンパスライフを体験したかったので、東京の大学院に絞って大学院を受験しました。
- ハマダ
- 実際に日本に来てみて、どうやった?
- ヒョウソン
- あんまり東京に対してのギャップは無いけど、自分自身は留学を通じて、思った以上に成長しましたね。もともと人と喋るのがすごく苦手で。できるだけ他の人と関わりたくないみたいな。でも日本に来たばかりの頃は知ってる人が誰もいないので、生活する上で嫌でも人としゃべらないといけないから、そこはかなり成長しました。
- ハマダ
- 生きていくため、みたいな。トゥイはいつ頃日本へ来たの?
- トゥイ
- 6年前です。コナンくんが好きだったから、東京に来てみたら「コナンの景色だ」みたいな感覚だった(笑)
- ハマダ
- (笑)フィクションかと思ってたら「ほんまや」みたいな?
- トゥイ
- そうそうそう。アニメの中の絵も遊びに出かけた時に、「あれ?この景色どっかで見たことあるなぁ」と思って。それで「あ、コナンくんに出てきた場所だ」って(笑)なので、そんなにイメージは変わらなかったです。
- ハマダ
- そうなんだ。こっちに来てから、どう過ごしてたの?
- トゥイ
- まず日本語学校で2年間勉強してから、大学に4年間通いました。
- ハマダ
- ちなみに大学生活どうでした?
- トゥイ
- んー。ベトナムと比べたら全然違うよ。ちなみにベトナムの大学生活の方が楽しい(笑)日本の大学の友達とは本当にただ喋るだけで、そんなに仲良くならなかったですね。 私の大学は国際大学だったから、いろんな国の人がいたけど、何か違うなぁ、みたいな。
-
ハマダ
ヒョウソン - (笑)
- ハマダ
- いろんな国の人集まっていろんな国の話聞けると思いきや。
- トゥイ
- そうそう。
就活はどういう軸で活動してた?
- ハマダ
- 就活の時の話に入るけど、どういう軸で仕事探してた?
- トゥイ
- 私はベトナムと関係のある仕事。私自身がベトナム人なので、日本語はまだまだできないし、日本には6年もいたけどそんなに詳しく理解できてるわけじゃない。なので、なるべくベトナムに関係がある仕事をやれば、自分の得意なことを活かせると思って。
- ハマダ
- なるほど。日本とベトナムをつなげるような仕事ができたらいいなって。
- トゥイ
- そうそう。
- ハマダ
- ヒョウソンは?
- ヒョウソン
- 最初は、日本の就活の仕方があまり分からなかったので、とりあえず受けてみて、受けながら考えるって感じで就活しました。大手とベンチャーの両方を受けていて、その中で気づいた事は、私服の面接の方が受かりやすいと言う事。硬い感じの大手の社風ではなく、ベンチャー寄りのフランクな社風が、自分に向いてるかな、と思いました。
- ハマダ
- 確かに、フランクな社風の方がヒョウソンに合ってそう。
- ヒョウソン
- 面接官と話す時も、フランクな人と話している方が楽しいし、ちゃんと自分を表現できると気づきました。
- ハマダ
- なるほどね。
- ヒョウソン
- でも全部落ちました(笑)
- ハマダ
- (笑)それから、ゴーリストを知ったと。
- ヒョウソン
- はい。就活のことで悩んでいる時に「就活失敗」でググったら就活アウトロー(企業と29歳以下の就活生の一風変わったマッチングイベント)というページが出てきたんです。そのイベントに参加した際に、ゴーリストを知りました。
- ハマダ
- トゥイは?
- トゥイ
- 日本やベトナムの色んな会社のインターンシップを終えて、日本で就職活動を続けていた時に、ゴーリストのメンバーと話す機会があったんです。その時に、ベトナムと関係ある仕事をしたいと言ったら、ゴーリストに誘われて。「これからベトナムにも子会社出すし」って。
- ハマダ
- ゴーリストを知った時の第一印象ってどんな感じだった?
- トゥイ
- うーん、若い会社。みんな若い。前のインターンシップ受けた会社とは、全然違う雰囲気だと思った。
- ハマダ
- やっぱりそうなんだ。若い会社に入ることに対して不安はなかった?
- トゥイ
- 立ち上げ直後の部署に入ると言われていたので、入社後に何の仕事をするのかイメージできず不安でした。もともと、就職活動をしていた頃は営業希望だったんです。で、ゴーリストのグローバルHR事業部に入ったんですが、人材紹介のお仕事なので全然経験がなくて。ベトナム人だけじゃなくて、他の国の人とも面談しないといけないので、結構不安でした。
みんなすごくフランク
- ハマダ
- 日本人と一緒に働くことに対して、あまり不安はなかった?
- ヒョウソン
- 働くこと自体に対する不安はあまりないけども、仲良くなれるか不安でした。私は大学院の時にあまり周りの日本人と仲良くなれなくて。でも、ゴーリストに入ってこんなに先輩と同期と仲良くなれて驚きでした。
- トゥイ
- 同期は普通に仲いいよね。
- ハマダ
- じゃ別に入ってみてそんなギャップはなかったんだ?
- ヒョウソン
- はい。でも親はすごく心配してました。
- ハマダ
- それはなぁ、よくわからんしな、こんなちっちゃい会社(笑)
- ヒョウソン
- そうですね(笑)両親が公務員なので、すごく安定志向で。ベンチャーってすぐ倒産するじゃん、と言われまして。でも私は「大丈夫。ベンチャーの方が自己成長しやすいから」と言いました。確かに、自分の中でもベンチャーはちょっと倒産しちゃうんじゃないかとか思ってました。ただ、そうだとしても、自分はまだまだ若いから、もしこの会社が向いてないならもう一度やり直すチャンスがある。最終的に「入らないと分からないじゃないか」と思って入りました。
- ハマダ
- うんうん。なるほど。じゃ実際にゴーリストにジョインしてみて、ゴーリストの日本人は、今まで会ってきた日本人と何か違いはあった?
- ヒョウソン
- んー。みんないい意味で日本人離れしてると思って。控えめの人もたくさんいるけども、みんなすごくフランクだなぁと思います。
- ハマダ
- 確かに結構話すよな(笑)トゥイはゴーリストのメンバーに対してどう感じる?
- トゥイ
- ゴーリストのメンバーは結構喋りやすいですね。日本人のメンバーでも、外国人のメンバーでも。
- ハマダ
- うん確かにね。コミュニケーションを大事にしてるしね。
弱いところが強くなり、成長できた
- ハマダ
- 働いみて、ギャップはあんまりなかった?
- ヒョウソン
- そうですね。でも、実は最初はデザイナーとエンジニア志望でした(笑)
- ハマダ
- へー、そうなんや。今かなり数値にコミットしてくれてるけど(笑)
- トゥイ
- 私も、希望できたらデザイナーが良かった。
- ハマダ
- 最初に志望した部署と、実際に配属された部署が違うのか。実際、今の仕事をやっていてどんな感じ?
- ヒョウソン
- 楽しいです。最初にデザイナーとエンジニアを志望した大きな理由は、人と喋ることに自信がないっていうことで(笑)。けど、実際にカウンセリングをやってみると、自分の対人能力が上がり、弱いところが強くなってきたので、すごく成長を実感しました。今ではむしろ、セールスに配属されて良かったと思います。
- ハマダ
- ほぉ。すばらしい。トゥイはどう?今の仕事は。
- トゥイ
- んー。今のお仕事は、主にベトナム人へのカウンセリングです。私は入社する前、求職者とうまく話ができるかどうか不安でした。でも、実際にみんなと面談したら、自分も成長できて。みんなにアドバイスできる仕事は結構好きだと、やってみて気づきました。この仕事をやる前は、経験も知識もないのにみんなにアドバイスできるのか、本当に怖くて。実際にやってみたら、自分のアドバイスがみんなの役に立つのがすごく嬉しかった。
- ハマダ
- 確かに。人の人生に関わる仕事やもんな。逆に大変なところある?
- ヒョウソン
- 私にとって1番大変な事は、ちょっと苦手な人と接すること。でも、その分素晴らしい人にも出会うこともあるし。そういう人と会うことが、自分にとっては幸せだと思います。
- トゥイ
- うん。自分もそう。いろんなタイプがいる。本当に苦手なタイプの人もいるけど、やっぱり良い人もいるので。
- ハマダ
- じゃあ、入社してから色々経験してきたんだね。ちなみに、これからやりたいことはある?
- トゥイ
- デザイン。
- 一同
- (笑)
- ハマダ
- でも、希望を言い続けていたら、機会をもらえると思うよ。俺も、動画作りをしたいと言い続けていたら動画の仕事が回ってくるようになったし。ヒョウソンは何かある?
- ヒョウソン
- 会社の人事もやってみたいです。私はもともと人に興味がありました。ゴーリストを志望した1つの理由も、人材業界だからで。今やっている仕事紹介は、一瞬だけ人の人生を見守ることができる仕事です。けれど、これからはやはり、長いスパンで人の成長を助けたいという気持ちがあります。
大人を信用するな(笑)
- ハマダ
- 一緒に働くとしたらどんな人がゴーリストに向いてると思う?
- ヒョウソン
- いろんな文化や価値観を受け入れることができる人。
- ハマダ
- うん確かに。いろんな国の人おるしね(笑)
- ヒョウソン
- 後は自分の悩みを共有できて、ネガティブなことをすぐにシェアできる、オープンな心を持った人がいいと思いますね。
- ハマダ
- トゥイは?
- トゥイ
- やっぱり気持ちのいい人。
- ハマダ
- 確かにそれに尽きるな。
- トゥイ
- 仕事の時はストレスとかあっても、すごい笑顔でコミュニケーションがとれる。あとは、人を手伝う気持ちがある人。
- ヒョウソン
- 後は不器用な所があって、それをさらけ出す勇気がある人。
- ハマダ
- うんうん。いや、それだいぶ難しいよなぁ(笑)じゃあ最後に、このページはゴーリストに興味がある人が見るのでその人たちに何か一言お願いします。
- ヒョウソン
- そうですね。昔は、仕事に対して「すごく辛いこと」というイメージを持っていました。大人がみんなそう言っていたので。だから「仕事は絶対辛いんだ」と思って、避けるために一時的に大学院に入りました。でも結局、大人たちが言っていたことは嘘でした。世の中には楽しい仕事もあります。楽しい会社もあります。だから大人たちを信用しないでください。
- 一同
- (笑)
- ハマダ
- 大人を信用するなと言うメッセージでした(笑)
- トゥイ
- 私は、学生時代は日本企業で働く事はしんどいと思ってました。日本企業は残業も多いしストレスも結構ある、というイメージだったんですよ。でも就職してみたら、ゴーリストの仕事は私のイメージとは全然違いました。そんなにひどく無い(笑)残業はあるけど、みんな自由に帰っているし、フレックス制度もあるから、時間的に結構自由だと思う。だから私はそんなにストレスないですね。
- ハマダ
- なるほどね。じゃあ、これからもよろしくお願いします(笑)
- ヒョウソン トゥイ
- よろしくお願いします(笑)